真備町つうしん katanoB

大水害から安全、安心のまちづくりへ 市民目線から調査・記録、提案していきます。

カテゴリ:河川敷 > 小田川合流点

中国地方整備局のHPです
平成30年7月豪雨を重く見ています。
国土を整え、全力で備える と力強い決意が示されています

重要なのは、その決意が「誰のためなのか」「どう行動するのか」ということです。

中国地方整備局HP

上のサイトにある写真です。
全力で取り組んでいる様子が見られます。
中国地方整備局HP小田川合流点上流
数十年間ほったらかしでしたが、実力を見せてくれました。
ところが、
小田川合流点下流
下流側の写真です。
IMG_1128
今年の日本は想定外の災害が続いています。

起こってしまった災害はもう想定外ではありません。

今回の水害を調査・検証し、さらに想定外の事態をも想定して備える必要があります。

安心して暮らせるよう私たち真備町の住民は頑張ります。
7月5日までは本当に住みよい町だったのです。

国土交通省様 よろしくお願いします。


 

朝には雨があがりました。
小田川は増水していましたが、30cmくらい下がっています。
水はゆっくり流れています。
P1070920

小川の合流点から500m下流の地点に行ってみました。
水が少し早く流れています。勾配が高梁川と同じになっているからでしょうか。
高梁川が向こうを流れています。
合流点の下流

小田川と高梁川は合流点から堤によって約1.8km別けられています。
ここも木が大きくなっています。
小田川分流堤

今度は上流側(合流点方向)を見てみます。
木がすごい状態になっています。
P1070942

洪水の時に水が流れるのか不安になります。

今回の水害の原因の一つとされている小田川と高梁川の合流点の航空写真です。

100年以上前に設計されたものです。
(遊見ぃ玉島運営委員会様の高梁川の改修から)

小田川の川幅が導流堤によって半分まで狭められています。
これでは水が流れにくいのではないかと思われます。

どの様な仕組みでつくられているのか考えてみました。
小田川合流点 02
googleの航空写真  左上色の濃い部分は2018年5月頃 右下は2016年以前と思われます。

明治30年の小田川と高梁川です。
高梁川は現在の小田川合流点の前で東西に分かれ、小田川は高梁川の西流に合流しています。

小田川明治30年

現代の高梁川と小田川です。
長年水害に苦しめられた人々が当時の技術の粋を結集して作った堤防で、
大正14年(1925年)に完成しています。
私の祖父(明治38年生)も生前堤防の土運びの仕事をしたと言っていました。
小田川合流点 03

続きます。

高梁川と小田川の合流点から下流の樹林です。
なぜか小田川の出口だけ伐採されていません。
小田川は高梁川との合流点がボトルネックになっていますが、
洪水時には樹林が水路を狭くしています。

9月4日の朝です。台風21号が来ています。
IMG_1128

上流の橋から下流を撮っています。(上の写真の合流点は中央右付近)
川幅は半分まで狭くなっています。
IMG_1141

橋の下流で伐採はぴたりとストップしています。
P1070861


業者さんの重機類はみんな避難しています。
(右は高梁川、鉄橋は井原線。左は小田川 橋は南山橋。)
P1070820

18.09.04 09:00ごろ 撮影

小田川の川幅は約200mありますが、合流点付近では100m以下になっています。
どうやって水が流れているのでしょうか。
しかも樹林や高い河床で流れにくいと思うのですが。
ここだけ伐採していないとは・・・想定外でした。

↑このページのトップヘ