現在の合流点は100年以上前に設計されたものですがベンチュリ効果が働くようになっています。
淀川の背割堤が有名です。
今では工業製品で一般的に応用されている現象ですが、2本の川を1本にする革新的な大事業を行った当時の人を尊敬します。
設計者は模型を作ってテストを重ねたことと思います。
写真は洪水時の合流点です。

改修前は高梁川は小田川と合流する前に2本に分かれていました。

ところで、真備町では小田川の水が逆流しているのを見た人が何人もいます。
ゴミが上流に流れていたのを目撃したり、どうも本当に逆流しているらしいのです。
逆流の仕組みを考えてみます。
水は深いところが速く流れます。
早い流れは遅い流れを巻き込みます。
合流点が狭いので出ることができない水ができます。
出られない水は戻ってもう一度流れに乗ります。
水の無いときの地図に流れを矢印で書き入れてみます。
(矢印の長さは流れの速さを表します)
こんな水の流れを作っているのではないかと思います。

流れの緩い小田川では他にも逆流する場所があるようです。
ただ、これはしっかり流れるから起こる現象で、今回の水害の原因とは違うかもしれません。
今後の研究課題です。
国土交通省に聞きに行ってみようかな。
続きます。
淀川の背割堤が有名です。
今では工業製品で一般的に応用されている現象ですが、2本の川を1本にする革新的な大事業を行った当時の人を尊敬します。
設計者は模型を作ってテストを重ねたことと思います。
写真は洪水時の合流点です。

改修前は高梁川は小田川と合流する前に2本に分かれていました。

ところで、真備町では小田川の水が逆流しているのを見た人が何人もいます。
ゴミが上流に流れていたのを目撃したり、どうも本当に逆流しているらしいのです。
逆流の仕組みを考えてみます。
水は深いところが速く流れます。
早い流れは遅い流れを巻き込みます。
合流点が狭いので出ることができない水ができます。
出られない水は戻ってもう一度流れに乗ります。
水の無いときの地図に流れを矢印で書き入れてみます。
(矢印の長さは流れの速さを表します)
こんな水の流れを作っているのではないかと思います。

流れの緩い小田川では他にも逆流する場所があるようです。
ただ、これはしっかり流れるから起こる現象で、今回の水害の原因とは違うかもしれません。
今後の研究課題です。
国土交通省に聞きに行ってみようかな。
続きます。